日本人がごく普通に利用している国の健康保険。このような国民皆保険制度は国際的に見ても、それほど一般的ではありません

通常において、国家の公的医療保険制度には3タイプあり、1つは日本のような皆保険タイプ、2つ目は医療費が無料か著しく安いタイプ、もう3つ目は自費治療が一般的なタイプです。

日本の医療制度のバランスの良さ

その中でも日本は大変バランスの良い医療制度となっています。どのようにバランスが良いかというと、治療に対するする費用が一定割合は発生するけど、医療機関も多いことから治療の選択肢がいくつも選べる点にあります。

一部の国では医療費は大変安いけど、医療機関としての受け皿が少ないこともあって、治療がスムーズに受けられないという状況も垣間見られるようです。

また、医療費が無料であるということは通常はいつでも病院に患者が殺到する状況となりやすく、逆にこのような国は普段からの厳しい健康管理が必要であり、万が一病気になると病院で待たされるという悪循環にも悩まされるようになります。

しかし、日本では国と国民が一緒になって治療費を捻出している状況なので、医療費をしっかりと確保しながらも、結果として多くの医療機関が運営できている訳です。言ってみれば、国民が保険料を確実に払っているから日本のいろんなところに病院が確保できるのでしょう。

市販薬の豊富さや高額療養制度も充実

さらに、日本には市販薬の種類も大変多く、海外からわざわざ来て購入する人もいるくらいです。海外では市販薬の種類もそれほど多くなく、日本のように症状に合わせて細かに種類が分類されているパターンは珍しいと言えます。

そのため、日本では国の医療制度とは別に、日常における健康維持が市販薬で進められる社会となっており、万が一病気になっても気軽に病院に行って治療できる体制を持っているのです。

もし、事故や急病などで緊急手術や入院が必要になった場合でも、日本には民間の医療保険もあって、医療費を補填できる仕組みもあります。海外では保険金の支払いをとにかく拒否する会社も多い中で、日本では通常の場合は正常に支給されるので安心です。

そして、日本では高額療養費制度もあるので、民間医療保険との併用にてかなり経済的負担を減らせることもできるでしょう。

日本の公的医療制度を守るために

総合的に見て、日本の健康医療におけるバランスの良さというのは、健康維持にストレスを感じずに進められることに他ならないのです。

その一方で、最近の日本では医療費の無駄遣いのような事例も増えてきています。健康なのに、用もなく話し相手を求めるかのように病院に毎日のように行く高齢者や、明らかに健康なのに雑用で救急車を呼ぶ若者など、日本には医療資源を無駄に消費しようとする人たちが後を絶ちません。

バランスの良い医療制度は国民が日々努力して運営していかなければならず、それができなければ結局のところは制度維持ができなくなり、国民の健康維持に悪影響を及ぼしていきます。医療資源をできるだけ節約できる健康的な日常生活に努めていきましょう。