国際的な国際的感染症の問題において、日本からも程近くて同じ「島国」である台湾は世界でもその蔓延を最も上手くコントロールしているエリアです。

しかし、2020年の初めに本格的に世界に広がった感染症ですが、日本と同じような医療水準である台湾が一定の封じ込めに成功しているのはなぜしょうか?

台湾の感染症防止の実情

まず、結論から言うと台湾は早期から感染源である中国からの渡航およびトランジットに制限を加えていたからです。

また、日本の横浜港に入港したクルーズ船への対処を冷静に判断し、その後台湾も基隆港に入港したクルーズ船の処理を最低日数で対処しています。

それでも、これほどの素早い判断ができたのには、2003年頃に発生したSARSの流行によって大変な思いをしたことが背景にあるでしょう。

つまり、台湾には感染症に国を挙げて対処した経験が、2020年になって十分に生かされたのです。

その一方で日本を見てみると、2003年のSARS当時は中国人もまだ日本に旅行に簡単に行けない時代でした。

そのため、中国からのSARSに対しては日本は影響を受けなかった経緯があり、日本は今回の感染症をかなり見くびっていたと言えるかもしれません。

杜撰な日本を後目に冷静な台湾

日本政府は水際で入国拒否をするという概念が当初は頭になく、その結果として中国からの感染症を上陸させてしまったのは明らかです。

この懸念は早期から既に多くの方によって指摘されていましたが、それが案の定現実のものになってしまっています。

オリンピックイヤーであったことは理解もできますが、それを差し引いても中国寄りのWHOの言葉を何も疑わずに信じたのはあまりにも杜撰すぎるでしょう。

台湾では2020年1月の選挙の影響結果の名残もあって、中国のやり方や言動に対する疑問が常にあったことから、感染症対策を効率的になおかつ徹底して進めやすかったという意見が多数を占めています。

また、徹底的に抑えきれなければ中国の人民解放軍が救援を口実に台湾へ乗り込んできた可能性があり、ここが一番の懸念材料であったという意見もあるほどです。

少なくとも、この選挙で違う結果になっていたら、おそらく台湾も感染が一気に広がっていただろうという見方が大半なのです。

方法が分かっているのに実行しなかった日本

台湾では一時は手に入れるのが難しかった使い捨て用のマスクを健康保険証と紐づけて配給制にし、不合理な買い占めが行われないように国がコントロールしています。

日本の政府はこのような方法があっても、決して進めようとはせず、結果的に感染者を手放しに増やしてしまっているでしょう。

国民のために同じ目線で何かができる政治家は、通常は国民自ら作り上げていくものですが、それができない日本人は台湾よりも随分と後れを取っているのです。