時代は令和へと移り、平成も遠くなりつつあり、昭和などは昔の昔に感じられるようになってきました。

CSなどで昔懐かしいドラマなどを見ていると、必ずと言っていいほど、「この作品は~年に制作されたものです。現在とは時代背景が異なり、現在では不適切な表現が含まれていることがあります。」などというテロップが出ます。

近年ではコンプライアンスの概念が浸透したことで、かつては普通に行われていたのに現在ではNGになったという日常も多く存在するでしょう。

喫煙にまつわる日常

まず、現在とにかく敬遠される喫煙についてみていきましょう。日本はかつて喫煙者の多い国でしたが、2016年以降、推定喫煙率が男性30%未満、女性10%未満となり、年々さらに減少している状況です。

しかし、かつては日本ではいろんなところで喫煙できたことで知られ、公共交通でもかなり緩い時代もありました。

航空機、高速鉄道、特急列車、高速バスなど灰皿が座席についており、搭乗中に喫煙が気軽にできる時代があったのです。今ではまず考えられませんね。

人事異動に関する日常

次に大きく変わったのが、公務員の人事異動情報。公務員は国家・地方を問わず、年に1,2回は人事異動が行われますが、かつてはその情報が新聞の紙面に大体的に掲載されていた時代がありました。

この中には役所にいるいわゆる行政職・技術職もいれば、学校で働く教職員の人事異動情報も詳細に掲載されており、一般的にどの職場からどの職場に移動というのが機関別に記されていたのです。

当然、子供ころの担任学校の教師などが載っていることもあり、今度どこの学校に行くとか出世したとか退職したとかが確認できる状況にあったのです。本当にプライバシー保護が全くない時代だったと言えます。

合格発表に関する日常

さらに、プライバシーが保護されないという意味ではもっとすごい光景が実は存在していました。それが高校や大学の合格発表です。

上記の人事異動と同じく、受験の時期になると国公立や私立を問わず、受験合格者が新聞に実名で掲載されるような時代が本当にあったのです。

これだけでは終わりません。合格発表をテレビやラジオで流すことも当たり前で、子供が合格発表を見に行っている間に、親がテレビやラジオで我が子の名前を確認して合格を喜ぶといった光景も決して珍しくありませんでした。全く、プライバシーが筒抜けだったと言えるでしょう。

プライバシー保護で生きる現代社会

現在だってまだまだプライバシー侵害の温床となりやすいメディアは多く存在しており、ネットが発達した現在だからこそより厳重に扱わなければ時代となっています。

かつてはお互いに干渉することがそれほど苦痛でなかったからこそ、プライバシーが緩い日常も当たり前に存在していたのかもしれませんが、人間不信に陥りやすい人も多い現代社会はプライバシーが悪用されることも多いのです。

それだけプライバシーの保護はこの世知辛い世の中を安全に生きていくためには必要不可欠なことに違いありません。